治療法の一覧
インプラント(人工歯根)治療Implant
概 要
- 入れ歯との違いは咬合力
インプラントの咬合力は最大80kgまでという報告があるほど強いです。これは、オッセオインテグレーション(骨とインプラントがしっかり固着する)によるものであり、特にチタンのインプラントでは動揺が全くない点で優れています。一方で総義歯(入れ歯)の咬合力は15kg程度と限られます。また取りはずしの入れ歯はクラスプ(バネ)をかけた歯をダメにすることが知られています。その他のインプラントの特徴として異物感がほとんどない点です。
- インプラントの研修履歴
1993年 京セラ(日本) P01インプラント研修
1996年 ITI(スイス) ITIインプラント研修
1999年 アドバンス(日本) AQBインプラント研修
2001年 オラトロニクス(ドイツ) オラトロニクスインプラント研修
2002年 エンドポア(カナダ) エンドポアインプラント研修
当医院では、現在シェアが一位と二位と言われるITIをメインに使用して治療にあたっております。
治療 実施例
- 実施例1
- 実施例2
- 実施例3
下顎右側6、7欠損部フィクスチャ(人工歯根)の埋入デンタルフィルム(写真左)。フィクスチャにアバットメント(土台)を装着(写真中央)。メタルボンド冠を装着(写真右)。
治療前(写真左)と治療後(写真右)。
治療前(写真左)と治療後(写真右)。
インプラントが適応できない方(ご不明な点はお問い合わせください)
- 禁忌
・管理不能な重度の全身疾患、出血性疾患、内分泌疾患をお持ちの方
・全身的状態が良好でない、正常な創傷治癒機能でない方
・定期的にステロイド投与を必要とする疾患をお持ちの方
・骨質が十分になく、骨移植等による骨造成の可能性がない方
・精神疾患、薬物、アルコール、ニコチン中毒者
・非協力的、動機付けのない方
・長期におよぶ治療抵抗性の機能障害をお持ちの方
・口腔内乾燥症
・チタンアレルギー
・口腔衛生状態が悪く、残存歯の治療が終了していない方
ホワイトニング(歯の漂白)Whitening
方法は2通り
- オフィスブリーチング
院内で行なわれる漂白法であり、加齢やテトラサイクリンなどによる原因で全歯列に及ぶ変色や歯内疼法などの原因で1歯ないし数歯に変色している場合に適用されます。漂白用薬剤は過酸化水素(H2O2)を用います。
- ホームブリーチング
自宅で行なわれる漂白法で、歯列にフィットする真空形成されたプラスチックスプリント(漂白用カスタムトレー)と低濃度の漂白剤を使用します。米国はホームブリーチングが主流ですが、日本においてはホワイトニング剤に対する許認可の問題があり、個人輸入によって製品を入手してホワイトニングを行ってきました。ホームブリーチング剤は2001年11月から着色歯面清掃補助剤として市販されることになり、製品の入手が可能となっております。自然な白色を得るには、ホームブリーチングの方がよいと思われます。